四日間の奇蹟

2004年9月27日 読書
浅倉 卓弥 宝島社 2004/01

将来を嘱望された若きピアニストが、留学のウイーンで事件に巻き込まれ指を失う。
絶望の中で帰国する彼と共に帰国する事になったのが、脳に障害を持つ一人の少女。
少女が音に並外れた才能を示す事に気がついた彼は、少女にピアノを教え、少女を連れて各地を慰問する生活を始める。
そして、ある慰問先で起きたヘリコプター墜落事故。
そのときから、奇跡の四日間は始まる。
奇跡の終わりに、彼が聞いた声は誰のものか。
彼は、またピアノに向かう事が出来るのか……

奇跡の物語。でも、奇跡は誰が引き起こせるのか。
久しぶりに感動した本だ。

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